「アオハルさん！！一体どうしたんだ！？」
その日偶然、芥川研究所に遊びに来ていたケムマキケムゾウ・ケムシ兄弟、国生明菜、そして博士の孫の芥川童馬が、騒ぎを聞き付けてその場に集まって来た(ちょっとタイミングが良過ぎない？)。
「アオハルくんはワルワル団の爆弾にやられたらしい。その他のヒーロー達はワルワル団の足止めを食っているらしいから、このサイトを守る者はもはやこのサイトにいる我々しかいなくなった。ワルワル団は、彼らの四天王と我々の中の誰かと一人ずつ戦う事を要求して来たのだが……」
「……わかったよ、ジイちゃん。オレ達が何とかしてみせる」
「何を言うんだ、童馬！子供のお前達だけでは危険だ！！」
「大丈夫だよ。例のゴツイ姉ちゃん(ピンクレディーの事)は連絡先がわからないし、それを言うなら、このサイトによく現れるMr.ブラックKやその弟だってまだ子供じゃないか」
「そうだぜ、おジイちゃん。オレ達こう見えても強いんだから。そうだろ？ケムゾウちゃん」
おおハリキリの明菜だったが、その時ケムシがケムゾウに耳打ちして来た。
「兄貴、今回はBKになる余裕が無いな」
「まあ良いさ、今回はこのままで行こう……その通りだぜ、国生。このサイトの平和はオレ達で守り抜こう！」
「鳴呼……正義の心の少年達が平和の為に命を賭ける。青春だなあ……」
無責任に感動するアオハル氏であった(笑)。