園内では園児達が飛び跳ね駆け回り、とても楽しそうであった。
その幼稚園内の花壇の側を、１人の年少組の男子園児が歩いていた。坊ちゃん刈りで見るからに頭が悪そうで、ドウラン塗れば殆どバカ殿様である･･･。
「タラララリ〜ン♪今日は何か良い事起きないかしら〜ん♪･･･ん！？あれに見えるは！！」
彼が目にしたのは、同じ組の女子園児・国生明菜。彼にとっては憧れの美少女である。
「あ〜きなちゅわ〜ん♪な〜にやってんの〜？」
植え込みの木で隠れて見えないが、明菜は植木に何かをしているようである。男子園児がその方に近付いてみると･･･。
「どひゃあ〜〜〜〜〜っ☆★☆★！！！！」
何と！明菜は植木の根本に向かって立ちションしておった！！
「ぎゃぎゃぎゃぎゃ〜〜〜〜〜っ！！！！」
男子園児はショックのあまり、パニック起こして走り去って行った。その様子を見て明菜は極まり悪そうに呟いた。
「やべえ、藪小路に見られちまった･･･」
男子園児は大慌てで自分の組に駆け込んだ。その様子に組にいた先生や園児達は驚いた様子で彼を見た。
「藪小路くん、どうしたの？」
「先生、大変なんです！！ボク、明菜ちゃんのアソコを見ちゃったんです！！」
「何！？なに！？ナニ！？」
藪小路のとんでもない言葉に他の園児達も集まってきた。
「明菜ちゃんのアソコは･･･明菜ちゃんのアソコは･･･！！」
「うんうんうん！！」
「ボクのアソコと同じだったんです〜〜〜〜っ！！」
ズコッッ！！
「藪小路くん！！みんなをからかうんじゃありません！！」
途端に皆からヒンシュクを買う藪小路であった･･･。
その日の夕方、明菜が留守番をしていると父親が仕事から帰ってきた。
「ただいま」
「おかえり、父ちゃん」
「何だ、母さんは出かけているのか」
「うん、醤油切らしたって買いに行った」
「ちょうど良いな。ここで一発、男に戻って遊ばないか？」
「そりゃ良い、母ちゃんもいない事だし。ちょっと待っててくれ、着替えてくるから」
明菜が自室にこもってからしばらくすると、部屋から出てきたのは１人の少年！
何と、明菜は男の子だったのである！！
明菜と父親はおもちゃの竹刀を持って庭に出ると、途端に打ち合いを始めた。この父親、何か心得があるのか大人しそうな見かけに寄らず結構強い。明菜も負けじと素早い動きで対抗している。
「えやっ！！たあっ！！とおっ！！」
「おー、腕を上げたな明菜！だが、オレに勝つのはまだまだ･･･」
すると明菜は父親の股間を指差し、
「あーっ！！そこに大きな光る玉！！」
「ナニ！？」
「隙ありーーーーっ！！」
パキコーーーーン！！
父親が下を向いたところへ明菜が頭上に竹刀を振り下ろした。父親はガビョーンと目を飛び出させ、頭を抱えて痛がった。
「ふのーっ！！ふのーっ！！」
「勝った！！オレは親父を越えたんだ！！」
「くわぁ〜〜〜〜っ！！騙まし討ちとは卑怯な！！オレはお前をそんな子に育てた覚えは無いぞ！！
その性根を叩き直してやる！！」
「へーん！真剣勝負に卑怯もヘッタクレも無いやい！！油断した方が悪いんだい！！」
竹刀を振りかざしてくる父親から明菜は素早く逃げ回っていたが、何やら柔らかい物にぶつかり動きが止まった。そこへ父親の竹刀が･･･！！
ポカーーーーン！！
「わわわっ、母さん･･･！！」
父親の竹刀の直撃を受けたのは、買い物から帰った明菜の母親！明菜は母親に抱きつくような形になって、前に進めずモガモガしていた。明菜の母親は頭にタンコブをこしらえ、物凄い形相で父親を睨みつけていた。
「･･････あ〜〜な〜〜た〜〜〜〜っ！！！！私の留守中に何をしてるの！！そんな荒っぽい遊びを教えるから、明菜が男みたいに育つんじゃないの！！」
「良いじゃないか、明菜は男だぞ。オレは明菜が他の男の子達が遊んでいるのを羨ましそうに見ているのが可哀想だから、ついお前の見てないところで男の服やオモチャを買ってしまうんだ。やはり男の子は男らしく育てた方が･･･」
「あなた！！私に意見できる立場だと思ってるの！？この家を買えたのは私の両親がお金を出してくれたお陰！明菜の養育費だって殆ど私の家から出しているのよ！」
勝ち誇ったように父親に豪語する母親に向かって、明菜は怒りに燃えて反発した。
「母ちゃん！！自分の家が金持ちだからって、何もかも自分１人でオレ達の暮らしを助けてるような言い方はよせよ！！女の子が欲しかったからって、何も男のオレを女みたいに育てる事ぁねえだろ！？」
「そうだよ、母さん。このまま女の子で育てていたら、明菜の将来はどうなるんだい？」
「その時は私の実家で面倒見てもらえば良いのよ。女の子は働かなくても良いわ！」
この母親、余程お嬢さんに育てられたのであろう。考える事が突拍子も無い。
『くぅ〜〜〜〜っ！！ふざけんじゃねえぞ、ワガママもんの鬼ババアめ！！オレはてめえのお人形じゃねえ！！よーし、今に見てろよ･･･！！』
この時、明菜は１つの一大決心をした。
翌朝早く、明菜の父親は母親のけたたましい叫びに寄り、目を覚ました。
「あなた！！大変よ！！これを見て！！」
母親が差し出したのは、一枚の紙だった。そこには下手クソな字で、こう書かれていた。
『とおちゃん かあちゃん おれわ おとことして いきていくために いえおでる ながいことせわになたが にどとかえることないだろお でわさらば あきな』
その頃明菜は、家から持ち出した財布とお菓子とパンツのぎっしり詰まったリュックを背負い、町中の歩道橋の上から朝日を眺めていた。
「おー、何ともオレの旅立ちの門出に相応しい朝日だ。この先、良い事がオレを待ち受けているようだぜ」
ガキんちょだけに、後先の事を何も考えていない。大胆というより無謀な行為であるが、明菜は希望に胸を膨らませ町の中を歩き始めた。この先、彼にどのような運命が待ち受けているのであろうか･･･。
明菜はある見知らぬ町に舞い込んでいた。
どうも不良の溜まり場のような所へ迷い込んだらしく、ガラの悪い学生達が大勢たむろしていた。
「ん〜〜〜〜〜！くんくんくん！！悪のニオイがプンプンするぜ！こういう連中をぶちのめしていけば、オレはスーパーヒーローだ！男としての器が上がるぜ！！」
そういう事をしていると自分も同類に見られるのだという事を僅か５歳の明菜が分る筈も無く、彼の心は男になる事だけに沸き立っていた。と、その時突然、誰かの悲鳴が上がった。
「きゃあ〜〜〜〜〜！！助けて〜〜〜〜〜！！」
「ラッキー♪さっそく男を上げるチャンスが来た！！」
明菜が悲鳴のした方へ走って行くと、１人の女子高生が複数の不良男子高校生に絡まれていた。その不良の前に、明菜は果敢に立ちはだかった。
「待て待て待てーーーーい！！世を騒がす悪党ども！！か弱い婦女子に乱暴すると許さんぞ！！」
「何だ？このチビ？」
「ガキンチョは引っ込んでな！」
と不良の１人が明菜に向かってシッシッをすると、明菜はその不良の足を思いっ切り踏ん付けた。
「ぎゃあ〜〜〜〜〜っ☆★☆★！！！！」
「こ、このガキ！！」
今度は別の不良が明菜に掴み掛かって来たが、明菜はその股の間を素早く抜けると不良の尻に両手の人差し指を突っ込んだ。
「必殺！！地獄のカンチョ〜〜〜〜〜ッ！！」
ブスッ！！
「ふんぎゃあ〜〜〜〜〜っ☆★☆★！！！！」
いきなりのとんでも無い攻撃に飛び上がる不良の尻を、明菜は更に蹴飛ばした。蹴られた不良は数人の仲間にぶち当たり、一緒に路上に倒れた。
「くわぁ〜〜〜〜〜っ！！このクソガキ！！どうしてくれようか！！」
また別の不良が明菜に飛び掛ろうとすると、いきなり誰かがその腕を掴んだ。
「だ、誰だ！？」
「小さな子供相手に見っとも無いマネはおやめなさい！」
不良の腕を掴んでいるのは、何と花も恥らう女子高生風の美少女。一見お嬢様風だが、なかなか気が強そうである。
「何だ、女のくせに生意気な！それより、オレ達と付き合う気はねえか？」
不良が馴れ馴れしく言い寄って来ると、美少女はその腕を思い切りねじ上げ、不良を路上にひっくり返した。
「あいたたたったっ☆★☆★！！」
「こ、このアマ！！」
仲間の不良が襲い掛かって来たが、美少女は見事な技で次々と打ち倒していった。
「うひゃー！すげー姉ちゃんだ！！」
美少女の戦い振りを見て、明菜は感嘆の言葉を呟いた。と、その時、美少女の後ろから不良の１人が卑怯にも不意討ちを掛けようとしていた。
「いかん！！助けねば！！」
明菜はリュックの中からパンツを取り出し、不良の肩に飛び乗りその頭にパンツをおっ被せた。
「だああああっ！！ま、前が見えん！！」
目を塞がれた不良は明菜を肩車したままフラフラしていたが、電柱にぶち当たり転倒した。
「に、逃げろ〜〜〜〜〜っ！！」
「近頃の女子供はどうなってるんだ！？！？」
不良高校生達は明菜と美少女を尻目にアタフタと退散して行った。
「ははははは！！オレ達の強さに驚いて逃げて行くぜ！！」
「どうでも良いけど、あなた何で女の子用のパンツなんか持ってるの？」
怪訝な顔をする美少女の問いに、慌ててパンツをリュックにしまう明菜であった。
「危ないところを助けて頂いて、どうもありがとうございました」
「へっへっへ･･･良いって事よ！」
「それより、あなた。もう二度とこんなところをウロウロしちゃダメよ」
「済みません。この町を通ると帰るのに近道だったもので･･･」
絡まれていた女子高生は明菜と美少女に礼を言うと、その場を立ち去って行った。
「おチビさん。あなたもこんな場所へ来ちゃダメでしょ？」
「余計なお世話だい。そう言うアンタこそ、何しにこの町に来たのさ？」
「私はこの町を通り過ぎるつもりだったけど、偶然あなた達が騒いでるのを見つけたから立ち入っただけよ。
私は小泉桃子。あなたは？」
「オレは･･･(国生明菜なんて恥かしい名前、言えねえぞ･･･)」
明菜は暫しの間思案したが、やがて思い付いたように顔を上げ自信たっぷりに名乗った。
「オレの事はツッパリの国生とでも呼んでくれ！ベイビー！！」
明菜のすっとぼけた名乗りに桃子は呆れ顔になったが、苦笑いをしつつ明菜に言った。
「何だかおかしな子だけど、早くお家にお帰りなさい。お父さんやお母さんが心配してるわよ」
「それこそ余計なお世話だい！父ちゃんはともかく、オレの母ちゃんはオレの事をオモチャのように思ってるんだ。
恥かしい話だが、オレはその鬼ババアに女の格好させられて育てられてるんだ」
「それで女の子のパンツを･･･！？」
桃子に言われ、明菜は真っ赤になって赤面した。
「男物の服は父ちゃんが買ってくれるんだが、下着の方にまで気をまわしてくれなかったなあ･･･とにかく、オレは家には絶対帰らねえからな！オレはこの町で男らしく生きるんだ！」
「でも、あなた。そうすると、これからの生活はどうするの？」
「そりゃ、どこかで住み込みで働かせてもらうか、まあいざとなりゃ野宿も良いかな」
あくまで能天気な明菜の言葉に、桃子はため息を付きながら言った。
「良いわ。私について来なさい」
「ヤッホー！住まわせてくれるの？歓迎だなあ･･･オレ、アンタみたいな強い女が大好きなんだ♪」
桃子の言葉を好意と受け取った明菜は、ウキウキと軽い足取りで桃子について行った。
桃子の家は豪邸だった。学校の校庭ぐらいはあろうかというような大きさの庭には季節の花が咲き乱れ、池の中には鯉が泳ぎ、家の前には自家用のプールまであった。
「うひゃー！！桃子ちゃん、すげー家に住んでるんだなあ！！」
「私のお祖父ちゃんは、私学の女子校の校長をしているの。私もそこの生徒で、もう幼稚園の頃から通ってるわ」
「桃子ちゃん、今いくつ？」
「高校２年生よ」
「へー！桃子ちゃんって幼稚園の時から高校に行ってんの！？」
「違うの！私の学校は、幼稚園・小学校・中学校・高校まであるの！！」
「ふーん。随分と都合の良い学校があるもんだ」
「私学というのは、そういうところよ」
桃子は着替えをすると言って部屋に入った。明菜は応接間でケーキとジュースを前に待たされていたが、応接間に入ってきたのは１人の見知らぬ美少年――
「坊主、オレだよ。桃子だよ」
「ええーーーーっっ！？」
事情はこうだった。
小泉桃子･･･本名・小泉俊彦の通う女子校は俊彦の曾祖父母の代から創立されていた。曾祖父母はたいへん夫婦仲が良かったが、曾祖母は俊彦の祖父を産むとすぐ他界した。祖父母もたいへん夫婦仲が良かったが、祖母もまた俊彦の父を産むとすぐ他界した。そして俊彦の父が結婚の際、曾祖父は祖父にこう言ったらしい。
『ワシの代から産まれてくる血筋は男の子ばかりだったが、ワシは生きているうちに自分の血を引く娘を見てみたい。せめて今度産まれてくる曾孫は女の子であればのう･･･』
だが、実際産まれてきたのは男の子。この先、老い先短い曾祖父が生きているうちに、首尾良く女の子が産まれてくるか分らない。
そこで、籍は一応男として入れて、曾祖父の前と学校へ通っている時だけ女の子として暮らしているらしい。
自分の設立した学校に曾孫を入学させるのは曾祖父の願いだったらしく、時々授業を覗きに来る為、現在校長を務めている祖父が俊彦の戸籍を偽り、桃子名義で入学させている。
「それじゃあ、桃子･･･いや、トシちゃんは女の子の格好させられても何とも無いの？」
「そりゃあ、多少は抵抗あるけど、曾ジイさんを喜ばせる為なら我慢できるよ。曾ジイさんはオレの親父とジイさんにとって、深い愛情を注いでくれた掛け替えの無い人だそうだし、男と知らないまでもオレの事も愛してくれたし･･･」
俊彦の表情には、愛する者の為に尽くしているという満足感が滲み出ていた。
「坊主。お袋さんのワガママに対抗して家出したお前の思い切りの良さには感服する。でも、家には帰れ。例え考え方は間違っていても、お袋さんはお前を産んでくれた人だからな。考えを改めさせる努力も無しに悲しませるようなマネはよせ。もし、何を言ってもお前の言い分を無視するようなら、その時はオレのところに来い。新しい戸籍を作ってオレのところから学校に行かせてやる」
「そんな事できるの？」
「オレの親父やジイさんには色んな知り合いがいるんだ。役所の職員や他の学校の校長とか･･･」
明菜は思った。やはり行動はしてみるもの。どこで幸運が見付かるか分らない。でも、ちょっと無茶過ぎたかな･･･？
明菜は母親の愛情を信じてみようと思った。
「トシちゃん。オレ･･･家に帰るよ」
その頃、明菜の家では両親が心配のあまり打ちひしがれた表情をしていた。一応捜索願いは出したのだが、まだ何の報告も無かった。
「警察からの知らせはまだか･･･」
「明菜ちゃん･･･そんなに女の子の格好が嫌だったのかしら･･･」
「当然だよ、明菜は男の子だぞ･･･オレも不甲斐無い父親だったよ･･･お前に頭が上がらんばかりに、明菜をかばう事もできず･･･やはり、オレ達は結婚すべきじゃ無かったな･･･」
と、その時、玄関で扉の開く音がした。両親が駆け付けると、玄関には明菜が立っていた。
「あ、明菜ちゃーーーーん！！」
明菜の無事な姿を見た母親は、泣きながら明菜を抱きしめた。
「ゴメンなさい。ゴメンなさいね。ママが悪かったわ。今度の事で、ママがどんなにあなたに嫌な思いをさせてきたか、よく分ったの。ママにとっては、あなたに女の子でいてもらうより、あなたを失う事の方が耐えられないわ･･･」
『オレは、こんなに愛してくれる人を見捨てて逃げるつもりだったんだ。間違いを分らせる努力もしないで･･･』
明菜も思わずもらい泣きしそうになった。
「それじゃ早速、明菜ちゃんの戸籍名を変えなくちゃ。ちゃんと男の子の名前にして」
「できるのか？明菜は女として籍に入れたんじゃ･･･」
「ふっふっふ♪お役所の職員には、私のパパの知り合いがいるのよ」
こちらも俊彦と似たようなものか･･･。だが意外な事に、明菜はその言葉を遮った。
「良いよ、母ちゃん。オレ、自分で働いて食っていけるようになるまで明菜でいてやる」
「あら･･･明菜ちゃん、良いの？･･･でも･･･」
「気にするなって、これも親孝行だ。それに女の姿でいた方が都合が良い事があるんだ、いひひひ･･･」
それから数日後、小泉俊彦は桃子の姿で女子校の中庭を歩いていた。
「あの坊主、あれから現れないところを見ると、お袋さんと上手くいったようだな･･･」
「桃子ちゃ〜ん♪やっと見つけたわ♪」
「え！？」
桃子が振り向くと、そこにはその女子校の付属幼稚園の制服を着た１人の見知らぬ女子園児の姿。
「トシちゃん、オレだよ」
「ああ！！お前はこの前の坊主！！どうしたんだ！？まだお袋さんに女の格好させられてるのか！？」
「いや、オレが自分で働く年になるまで女でいさせてくれって頼んだんだ。男に戻ったら、
トシちゃんと同じ学校に通えないもんねー♪」
「ねー♪って、お前、オレは男だぞ！惚れる相手を間違えてる！！」
「良いじゃん、男だろうと女だろうと。オレ、アンタみたいな強くてきれいな人が好きだぜー♪」
「いい加減にしろっっ！！」
女子高生と女子園児の姿をした２人の少年の追いかけっこを、明るい太陽が暖かく照らしておりました。
めでたし、めでたし。
(完)
オマケ
ここにも危ない奴が１人･･･。
「明菜ちゃ〜ん。ボクは忘れないよ。例えアソコが、ボクのアソコと同じでも･･･」
国生明菜の解説
幼稚園年少組。ワガママな母親の為に、男の子でありながら女の子の姿で育てられている。両親の馴れ初めは、若き日の明菜の父が明菜の母に絡んでいた不良を剣道で撃退した事がきっかけ･･･と言っても、不良が思ったより弱かったのが幸いしただけ。何事にも長続きしない人なので、段を取らないうちにやめてしまっているのが現実。明菜の強気な性格はどちらかと言うと母親から受け継いでいるところが多いので、武道を習わせたらかなり伸びると思われるが･･･。
とにかくマセたガキで、自立心旺盛。両親が反面教師なだけに性格がしっかりしてくるのも頷けるが、こんなガキが実在したら目撃者の中にはNASAへ通報しようとする輩もいるに違いないかも･･･(笑)。