ケムゾウ小話
その1 ウイリアム・テル
むかーしむかし、ある国にウイリアム・テルという弓の名手がいた。このウイリアム・テル、大人しく本職の狩人をやってれば良いのに、無謀にも悪代官に戦いを挑んだりしちゃったもんだから、とうとうトバッチリで息子のワルターが人質に取られちゃった。あーあ・・・(溜め息)。
「ウイリアム・テルよ。息子のワルターを返して欲しければ、お前のその矢で息子の頭上のナスビを撃ち落としてみよ!」
「ワルターよ、恐れるでない。この父を信じるのだ」
「はっ、はいっっ!ボッ、ボッ、ボクは、おっ、お父様を信じております・・・!!」
(この様子じゃ、全然信じてないと思う:汗)
かくして、ウイリアム・テルの矢は放たれた・・・!!
グッサ〜ッッ!!
ななな何と!!矢は見事、ナスビでは無くワルターの額に命中!!
これがホントのボケナスビ!!(笑)
「どひゃあ〜〜〜〜〜っっ!!
やっちゃったあ〜〜〜〜〜っっ!!
(まあ、良いか・・・:苦笑)」
他に「走れメロス」も考えたんだけど・・・
メロス…ケムマキケムゾウ セリヌンティウス…三葉ケン一
・・・オチが見え見えなんでやめた!!(笑)
その2 敵か味方か3対3
パワーパフガールズとケムマキ3兄弟
この2組がマジでケンカしたらどっちが強いでしょうか?
まあ、どっちも世界の平和を乱さないよう仲良くして欲しいですね・・・(汗)。
頑張れ!!我らがスーパーヒーロー達!!(と、小堺★機風に:笑)
その3 ケムゾウの正体
「夢子ちゃん」
「なあに?ケムマキくん」
「もしボクの本当の姿が、夢子ちゃんの知っているボクと違っていたらどうします?」
オレは騙してるんだ・・・。本当の自分を隠して、夢子も周りのみんなも・・・。
正体を隠して夢子ちゃんと接しているケムゾウとしては気になるところでしょう。ケムゾウは自分の秘密を明かさないのが忍者の掟と肝に銘じているでしょうが、もし何かのはずみに正体がバレた時、夢子ちゃんにショックを与えるかもしれないという危惧は若干持っているかもしれませんよ。夢子ちゃんも細かい事にこだわらない子だとは思いますが、結構洞察力に優れていると思われますので、ケムゾウの正体に気付かないまでも、彼が唯の少年では無い事ぐらいは感じている可能性はあるかもしれませんからね。
で、果たして夢子ちゃんの反応は?
「あら、ケムマキくんが何であれ、ケムマキくんはケムマキくんでしょ?でも、何でそんな事聞くの?」
「あ、いえ、ちょっと聞いてみただけです」
ありがとう、夢子・・・。
夢子ちゃんの反応が「実は知ってたわ!」だったら凄いと言われた方もおられたんですが、私としては、こういう展開の方が良いと思いまして♪
蛇足 ケムゾウの正体・別バージョン
「夢子ちゃん」
「なあに?ケムマキくん」
「もしボクの本当の姿が、夢子ちゃんの知っているボクと違っていたらどうします?」
「あら、ケムマキくんが何であれ、ケムマキくんはケムマキくんでしょ?」
「ありがとう、夢子ちゃん」
フォッフォッフォッフォッ
「・・・・・・ケムマキくんが何であれ、ケムマキくんはケムマキくんよ!!(ヤケッッ!)」 ←(笑)
完