と上天気の中、我らがケムマキケムゾウこれまた上天気(脳天気？)に歩いていると、一人の幼稚園位の少女と出くわした。
「なにやってんのかな？」
と見てみると･･･。
のぁんと！！少女は立ちションしておった！！
「どひゃあーーーっっっ！！ウソだろぉ〜〜〜っっ！？
寄りによってなんちゅうモノを目撃したんだ、オレは！」
し、しかしどうやって！？ケムゾウが興味津々に近づくと･･･。
曲がり角から一台の自動車が少女目がけて突っ込んで来た！
運ちゃんは酔ってるのか居眠ってるのか運転はフラフラしている。
「うわっっ！！危ねえっっ！！」
ケムゾウ、少女を抱えて飛び退いた！まさに危機一髪！！あとちょっと逃げるのが遅かったら二人とも跳ね飛ばされていただろう。
「くぉ〜ぬぉボケナスビッッ！！ちゃんと前見て走れ！！」
ケムゾウの怒りの手裏剣が炸裂！！タイヤはパンクし、その車は壁に衝突した。
中では運ちゃんなにも知らずに高イビキ。一体どーいう神経してんだろ？
ケムゾウ、少女に向き直り、
「大丈夫か？怪我は無いか？」
「･･････」
「お前、女の子が立ちションなんてやめとけよ。お陰でちーとばかり引っ掛かっちまった」(マヌケ〜☆)
「･･･ご忠告ありがとう。でもオレ、実はこういうモノなんだ！」
少女がスカートを捲り上げると、のぁんと股間に男の証が光っていた！！
「どわぁっっ！！ヒカリモノ！！」
「せっかく男に生まれついたのに親の気ままで女で育てられ、国生明菜なんて女の名まで付けられちまった。これも一つのオレの宿命か･･･ふっ、笑ってやってくれ！」
「･･･なんか複雑な家庭事情みたいだな･･･(しかしヤケに大人びたガキだなあ。行く末が恐ろしいぜ)」
ケムゾウ、キミがそれ言っちゃあオシマイだよ(笑)。
「礼を言うのが遅れたけど、さっきは助けてくれてありがとう。オレはっきり言ってあんたに惚れた！
オレあんたみたいな強〜い女が好みだぜ、おねーちゃん！！」
女？おねーちゃん？誰の事だ？何気なしに頭を触るとマゲが取れていた。
「し、しまったぁーーーっっっ！！さっき転げた時に紐が切れたんだ！！」
「カワイイねーちゃん、なんで逃げるんだよー！将来オレと契ろうぜー！」
「オレは男だ！！このイカレガキッ！！それよりお前はそのカッコウをなんとかしろっっ！！」
果たしてこの二人のイカレた恋の行方は！？(笑)
(完)
蛇足
「明菜、いや国生、もういい加減にあきらめてくれ。オレは男なんだ。ちゃんと男の証は見せただろうが」(わ〜☆)
「性別なんてどーでもいいじゃん。いずれは添い遂げようぜ、ケムゾウちゃん♪」
「ドアホ！！」
「そうだ！オレの兄貴にトチ狂った事言うな！！」
「おーケムシ。いいところに来てくれた」
「兄貴はオレの恋人だ。なんたって将来を約束した仲なんだからな！」
「お前こそトチ狂った事言うなぁぁーーーっっっ！！！」
では三人共どうぞ、お幸せに(笑)。